2021.03.01

一人でできることは限られている。まず自分ができる限りの行動をし、仲間に伝え、少しずつ行動を起こしてもらう。

食品ロスの問題に関心をお持ちになったきっかけは何ですか?本格的に取り組まれるようになった経緯を教えてください。

「もったいない」が世界で注目されている、と聞いたころから…
ワンガリ・マータイさんの活動に感銘を受けました 。
その後、農水省の「もったいない大賞」にて井出留美さんと出会い、我が社の創業の精神としようと考え、現在に至ります。

食品ロス削減に対するご自身の活動の中で、最も印象的なエピソードを教えてください。

新たな取り組みをスタートさせるときに、 今までの概念にない事への取り組みということもあり 、最初は協力者が得られなかったこと。町長に相談して協力者を紹介していただいたこと  。そこからはトントン拍子で進みました 。人と人のつながりはとても大事だな、 と感じました。

食品ロス削減に関して、ご自身が感じている今の課題についてお話しください。

製品化・商品化 された商品が、このコロナにおいて需要が読めません 。賞味期限切れで廃棄にならないように、地元小中学校 への寄付(食品ロス削減の意向を伝えながら、学習教材として受け取ってもらう)をしています 。
今後は賞味期限の長い商品の企画などを 進めていきたいです 。

今後、ご自身がより力を入れて取り組んでいきたいと考えていることは何ですか?

自分の身の回りに方々、一人でも多くの方に、食品ロスに関わる取組み、行動を、できることから少しずつ でも動いてもらえるように働きかけること。
「箸よく盤水を回す」の精神でコツコツ取組みを続けます。

食品ロス削減への取り組みの中で、つながれるといいな、またはつながってよかったと思われる方

繋がってよかった人は、やはり井出留美さんです。私に光を当ててくれました。ありがたいです。
繋がれるといいなと思う人は、宮崎吾郎さん。信州大学農学部森林工学科で学ばれた吾郎さんは、生ゴミなどの循環に関しても詳しかった。

食品ロス削減プロジェクトに対して期待されることについて、メッセージをお願いいたします。

自分一人くらいいいや、で、まだ食べられる食品をゴミにしてしまったり、私一人くらい頑張ってもどうにもならない、なんて考えたりせずに 、そう言う個々一人ひとりがつながることで、大きな活動になるという事。だから同じ考えを皆で共有したいですね。