2021.03.19
- 食品ロスの問題に関心をお持ちになったきっかけは何ですか?本格的に取り組まれるようになった経緯を教えてください。
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食品ロスのみならず、プラスチックやモノ、さまざまなゴミを私たちは排出しています。モノが溢れることでかえって生活も環境も豊かなものではなくなっています。そんな現状を変えたいと思い、エコライフを簡単にできる手助けをしたいと思いEkolokalを立ち上げました。
- 食品ロス削減に対するご自身の活動の中で、最も印象的なエピソードを教えてください。
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4年前からビーガンです。植物だけを食べる生活の中で、野菜を丸ごといただき、それでも出たゴミはコンポストに入れればゴミは出ません。ゴミ出し不要、片付け不要!同じ野菜でも部位によってさまざまな食感に出会える、さらには健康になれる、と良いことばかり!めんどくさがり屋な私が感じたこととしては、むしろ全部食べて、ゴミを出さない生活の方が遥かに「楽」であることでしょうか。
- 食品ロス削減に関して、ご自身が感じている今の課題についてお話しください。
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スーパーに綺麗な野菜や果物しか並ばない現状です。どんな形でも消費者が受け入れたら、全体的な値段も下がり、オーガニックにも同じことが起こるのではないかと考えます。日本では欧米に比べ、オーガニック食品がそうでない食品に比べてかなり高くなっています。これではフードロスもそうですが、より環境に優しいオーガニックを選ぶ人も限られてきます。消費者の意識改革も必要ですが、スーパーや小売が「割引」で形が揃っていない食品を積極的に売るべきだと思います。
- 今後、ご自身がより力を入れて取り組んでいきたいと考えていることは何ですか?
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マップにエコな消費ができるお店の掲載を増やすとともに、消費者への情報発信をしながら「必要なだけ買う」「コンポストを選ぶ」など、すぐにできる行動を広めていくことに尽力してまいります。
- 食品ロス削減への取り組みの中で、つながれるといいな、またはつながってよかったと思われる方
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LFC コンポスト、石川さん、これから取り組みたいと思っている地方自治体の方。
- 食品ロス削減プロジェクトに対して期待されることについて、メッセージをお願いいたします。
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食品ロス問題に関して、堅苦しく考える必要はありません。今日から家庭でできることはたくさんあります。構えず、楽に、よりサステナブルに。
家庭で取り組めば楽しくもある。廃棄を出さない生活も楽しんでなんぼです。